先日、ITパスポートの資格試験を受けました。
ITパスポートとは
ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験(情報処理推進機構サイトより抜粋)
参考:【ITパスポート試験】iパスとは(外部リンク)
合格発表はまだですが、試験の最後に表示された点数を見た限りだと合格していると思います…!(コンピュータを利用して受験するCBT方式の試験で、受験が終わるとすぐに採点され、点数が表示されます)
私は本業がIT系とかエンジニアというわけではないので、勉強は参考書を読んだりウェブサイトを活用したりして一から始めました。
そんな中で、今回の資格試験勉強では生成AIのChatGPTをかなり活用しました。
そこで今回は、資格試験勉強でChatGPTを活用する方法と、使ってみた感想についてシェアしていきたいと思います。
ITパスポートの試験勉強に使った3つのツール

ITパスポートの試験勉強では、3つのツールを使いました。
- 参考書
- ウェブサイト
- ChatGPT
参考書は、Amazonで高評価だった『いちばんやさしい ITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集 』を購入。
まずは全体像をざっくり把握するために一読しました。
参考書を読み終えた後は、「ITパスポート試験ドットコム」というサイトの「過去問道場」でひたすら過去問を解いていきました。

解説もしっかりしているので、これで月額490円は安すぎる…と思った
しかし計算問題やアルゴリズムの問題などは解説を読んでもよく分からないものもあり、そんな時に頼ったのがChatGPTでした。
試験勉強でのChatGPT活用方法

ITパスポート試験の勉強では、ChatGPTを次のように活用していました。
- 分からない問題を解説してもらう
- 計算問題の解き方を解説してもらう
- 類似の問題演習を出題してもらう
- 学習プランを提案してもらう
分からない問題を解説してもらう
過去問を解くのに使ったウェブサイト「ITパスポート試験ドットコム」には、基本的に解説がついています。
しかし、解説を読んでもイマイチ理解できない問題もあり、そんなときはChatGPTに問題文と正答を投げて、考え方を解説してくださいと聞いていました。

最初のほうでつまづいたのはABC分析や進数の変換(16進数→10進数など)でした
ChatGPTがはじき出した解説の中で、分からないところはさらに深堀りして聞くことができるので、感覚としては家庭教師?のような感じ。
独学で勉強していると、分からないことをすぐに聞けなくてなかなか進まないことがありますが、そういったときに生成AIがサポートしてくれるのはとても助かりました。
計算問題の解き方を解説してもらう
私は本業がIT系でもエンジニアでもないということもあり、計算問題やアルゴリズムの問題はかなり苦戦しました。

特にアルゴリズムのフローチャートは捨てようかと思ったくらい…
過去問道場の解説を読んでも、そもそも考え方がよく分からなくて根本的に理解できていないと感じることも多々あり、そんなときはChatGPTに泣きついていました(笑)
ChatGPTに聞くと順を追って細かく解説してくれるので、スムーズに学習を進めることができました。
計算問題などは、基本的な考え方をしっかり理解していないと似たような問題で応用できないので、ChatGPTにサポートしてもらいながら根本を理解できたのはよかったと思います。
類似の問題演習を出題してもらう
過去問をやっていく中でつまづいた問題を解説してもらい、きちんと理解できているかチェックするために類似の問題を出してもらうこともありました。
たとえば、私が躓きがちだったのはこのあたりの問題です。
- 進数の変換
- ビットとバイトの計算
- 論理演算(AND/OR/XOR)
- 直列と並列の稼働率の計算
似たパターンの問題を出してもらって繰り返し演習し、考え方を身に付けていきました。

計算問題は量をこなすことで考え方が身についていく
書籍やウェブサイトのみを使っていると、類似の問題を探そうと思ってもなかなか大変ですが、ChatGPTに類似の問題をたくさん作ってもらったことで、問題演習をたくさんこなすことができました。
学習プランを提案してもらう
現在の学習状況と試験日までの残り日数を投げて、試験日までどんな勉強をしたらいいのかを提案してもらったりもしました。
たとえば私の場合、試験日の3週間前の段階で
- 本番を想定して時間を計測しながらやったが、時間的にはかなり余裕がある
- ITパスポート試験の3つの分野のうち、ストラテジ系とマネジメント系は8割以上安定
このような状況だったので、ここから試験日までどんなふうに進めたらいいかをChatGPTに相談しました。
すると、次のような答えが返ってきました。
- 量より質の段階にきているので、苦手なテーマを"説明できるレベル"でしっかり理解する
- 予想問題を解いて、間違えた問題だけをノートに残し「苦手ノート」を作る
- 似たパターンの問題を3回解く
- 本番直前(試験3日前くらい)に苦手ノートを総復習
この提案に従って、テクノロジ系の苦手な分野を重点的にやり、間違えた問題や覚えきれていない用語のみをまとめた「苦手ノート」を作りました。

苦手ノートは、通勤中などのスキマ時間に見直して知識を定着させていきました
試験直前って「今までやってきたことが本当に正解だったんだろうか…?」みたいな感じで不安になることもあるので、そんなときにChatGPTにいろいろ相談できたのは心強かったです。
まとめ:ChatGPTは試験勉強にかなり活用できる

今回は、試験試験の勉強にChatGPTを活用した話を紹介しました。
本業がIT系でもエンジニアでもない私が独学でITパスポートを勉強していたので、入門的な試験ではあるものの躓くポイントも多々ありました(汗)
そんな中で、いつでも分からないことを質問できる家庭教師的な存在としてChatGPTを活用できたのはとてもよかったです。
正直、ChatGPTをはじめとする生成AIがあれば、塾や通信講座、家庭教師などは不要なのではないか?とさえ思ったほど。

塾や通信講座、家庭教師などはまだ違った良さがあるし、人それぞれ合う・合わないもありますが
まだ合格通知は届いていないものの、おそらく合格できていると思うのでホッとしているところです。
私もまだまだ生成AIを使いこなせているとは言えませんが、これからも試験勉強だけでなくいろんなことに活用してみたいと思いました。

