ブログ仲間でありミニマリスト仲間でもあるponpocoさん(@zeitaku_tanuki)が、書籍を出版されたので読ませていただきました。
ご恵贈いただきました。本当にありがとうございます!
今回は、『200着の服を8割減らしたら おしゃれがずっと楽しくなった』を読んで特に心に残った部分について、私なりの体験談なども交えつつご紹介していきます。
著者の紹介
著者のponpocoさんは、ブログ「ぜいたくゆるミニマリスト」を運営する人気ブロガーです。
二人のお子さんを育てるお母さんでもあり、コンパクトハウスで自分なりのミニマルライフを楽しむ様子をブログやSNSなどで発信されています。
ブログ仲間であり、ミニマリスト仲間です
ブログ「ぜいたくゆるミニマリスト」では、ファッションや暮らしのこと、愛用品紹介など、幅広くいろんなジャンルの記事を書かれています。
心に残ったフレーズ
ここからは、『200着の服を8割減らしたら おしゃれがずっと楽しくなった』を読んで特に心に残った部分やフレーズを5つご紹介します。
好きと執着を混同しない
お気に入りのワードローブがもし明日全部なくなっても「何とかなるでしょ!」と思えるようになりました。"好きなのに、ないならないで大丈夫"というこの不思議な感覚に辿り着けたのは、モノがなくても私の根本は変わらないし、好きと執着は違うと分かったからです。
ponpoco著『200着の服を8割減らしたらおしゃれがずっと楽しくなった』
著者のponpocoさんはとてもおしゃれ好きな方で、本のタイトルにもある通り以前は200着以上の服を持っていたこともあったそう。
ミニマルライフを始めたばかりの頃は、他のものは手放せても大好きな服だけはなかなか手放せなかったそうですが「手放せなかったのは、服に姿を変えた不安や執着心ではないか?」と気づいたそうです。
好きなものをなかなか手放せない気持ち、めちゃくちゃ分かります…
「好き」という感情それ自体はとてもポジティブなものですが、いきすぎると「執着」に変わり、自分にとってだんだんしんどいものになっていく…という過程は私も身に覚えがあります。
私の場合は推し活でした。
私のミニマルライフは推しグッズ手放しから始まったのですが、最初は「ファンなのにグッズを手放すなんて」とか「グッズを買って推しに貢がないとオタクとは言えないのではないか」といった気持ちが邪魔をしてなかなか手放せなかったという経験があります。
あれってまさに「好き」が「執着や不安」に姿を変えている状態だったんじゃないかな…と、読んでいて思いました。
ちなみに今ではグッズはほとんど手放し、ほどよい距離感で推し活を楽しめています!
好きなものを好きなままでいるためにも、「好きと執着を混同しない」ことは心に留めておきたいと思います。
"使えるモノ"ではなく"使うモノ"を選ぶ
モノの要・不要を判断する時は、モノ軸の"使える・使えない"ではなく、自分軸の"使う・使わない"や、好きかどうかで考えます。
ponpoco著『200着の服を8割減らしたらおしゃれがずっと楽しくなった』
私もこのブログやツイッターで「自分軸で選ぶことの大切さ」はたびたびお話ししていますが、これってミニマリズムの根本にある価値観ではないかと個人的には思っています。
私も昔「着ないけど、まだ着られるから」という理由で大量の服をクローゼットに残していました。自分ではもう着ないのに…。自分軸ではなく、「モノ軸」で考えてしまっている状態ですね。
モノ目線で選ぶことが当たり前になってしまうと、自分の好きや価値観が判断に反映されなくなります。
その結果、どれだけ買っても、どれだけモノを集めてもまったく満足できないという事態に…。
モノ選びだけでなく人生の選択や判断においても、「自分軸」を大切にしていこうと改めて思いました。
他人との差を"自分の伸びしろ"と捉える
こちらは、第3章「心の持ち方」で紹介されているponpocoさんのご主人の名言です。
他人との差を"自分の伸びしろ"と捉える。自分も頑張ればそこまで行けると考えて努力する。もし頑張れないなら、それは自分が本当に好きなことじゃないって証拠
ponpoco著『200着の服を8割減らしたらおしゃれがずっと楽しくなった』
特に刺さったのは、後半の「もし頑張れないなら、それは自分が本当に好きなことじゃないって証拠」の部分です。
私の場合ここ半年ほどダンスに熱中していて、週に3クラスほどレッスンに出ています。
はじめの頃は、一緒に受けている人たちがみんな上手な人ばかりで、一方自分は動きも小さいし振りの覚えも悪いし…で落ち込んだこともありました(´・ω・)
でも、習った振り付けを家で練習したり、ちょっとした空き時間にステップを練習したり…練習を重ねるうちに、だんだん自信がついてきたし振りの覚えも早くなりました。
仕事でもなんでもないただの趣味ですが、なぜこんなに頑張れるのか?と聞かれたらそれは「楽しいから」「ダンスが好きだから」だと思います。
もちろん、好きじゃなくても頑張らなきゃいけないことは山ほどありますが(仕事とか)それ以外で「頑張れないな」と思ったら、本当に好きかどうか、楽しんでいるかどうか振り返ってみることってとても大切だと思いました。
人生の無駄を愛する
こちらも、ponpocoさんのご主人の名言集からの紹介です。
「他人からは無意味に見えることに一生懸命になれる人生が最高」(ゲームをしながらの一言)
ponpoco著『200着の服を8割減らしたらおしゃれがずっと楽しくなった』
「めっちゃ分かる~~!!」と、首がもげそうになるくらい(?)ウンウンうなずきながら読んでいました(笑)
人生を豊かにしてくれたり、苦しいときの救いになってくれるのは、一見無駄に思えるようなものだったりするんですよね。
私の場合だと、推し活やダンスでしょうか。
興味のない人からは、一回一万円以上するライブに何度も行くのは「なんで?」と思われるかもしれないし、仕事でもなんでもないダンスをなんでそこまで頑張るの?と思われるかもしれません。
でも、こういう「他人からは無駄に見えること」が私にとっては人生に豊かさにつながっているし、苦しいときの支えになってくれています。
「人生の無駄」をしっかり愛せるようなゆとりや余白を持っていたいなあと思いました。
自分らしくいることが幸せ
私にとっての本当の幸せは、大金持ちになることでも名声を得ることでもなく、自分の暮らしや生き方に自分自身が心から満足すること。
ponpoco著『200着の服を8割減らしたらおしゃれがずっと楽しくなった』
著者のponpocoさんはミニマルライフを始めるまで、他人と自分を比較して落ち込んでしまうことも多かったそうです。
私も周囲の目を気にしすぎてしまう性格だったので、すごくよく分かります…!
しかしミニマリズムを通して余計なモノや思考を手放し、身軽になったことで、「本当の幸せとは自分の生き方に満足すること。自分らしく暮らすこと」だと気づいたのだとか。
たしかに、お金がなくても有名じゃなくても、自分自身に満足している人が一番幸せなのだろうなと思います。
そのためには、自分が本当にしたい生き方とはどんなものか?を自分でよく分かっていることが重要で、ミニマリズムはその手段としてとても役立つのではないでしょうか。
私も自分らしくいられるように、常に自分の心の声には耳をかたむけていようと思います。
まとめ:ファッションや暮らしだけでなく、生き方の参考にもなる本でした
今回は、ミニマリスト仲間でありブログ仲間でもあるponpocoさんの著書『200着の服を8割減らしたら おしゃれがずっと楽しくなった』をご紹介しました。
タイトルからはファッションに特化した内容なのかな?と思いがちですが、ファッション以外にも暮らしや心の持ち方など、ミニマルに暮らすためのヒントがたくさん詰まった一冊です。
私自身、数年前からミニマリズムを生活に取り入れていますが、改めて「ミニマリズムっていいなあ」と思わせてくれる内容でした。
「ものを減らして快適な暮らしがしたい」「ミニマルライフを始めてみたい」という方に特におすすめしたい一冊です。
著者ponpocoさんのブログはこちら⇒ぜいたくゆるミニマリスト
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