ミニマリストを目指す第一歩としてよく言われるのが「ストックを持たないこと」。
たしかにストックを持ちすぎると収納スペースを圧迫してしまうし、持っていることを忘れてまた買ってしまいものが増える…という悪循環にも陥りがちです。
しかし、ミニマリスト目指して一年の私は「日用品のストックはあったほうがいい」と思っています。
そこで今回は
- ミニマリストでもストックが必要だと思う理由
- ミニマリストが持つストック・持たないストック
- 一人暮らしミニマリストのストック管理法
この3つについてお話しします。
日用品のストックが必要な理由

災害など緊急事態に備えるため
近年は地震や台風などの災害が多く、どこに住んでいても100%安心とは言い切れない状況です。
もし災害でライフラインが止まってしまい、自宅で数日間過ごさなければならなくなったら…と考えると、まったくストックを持たないのはかなり危険。
また、春頃に新型コロナの流行による緊急事態宣言が発令され、トイレットペーパーやティッシュの買い占めが起こったことも記憶に新しいです。
こういった緊急事態に備える意味でも、日用品をある程度ストックしておくことは重要と言えます。
いちいち買いに行くのが逆に面倒
私は一人暮らしなので消耗品はそれほど使わないですが、家族で暮らしていると消費量も増えます。

アイテムごとになくなるタイミングがバラバラだと、なおさら面倒
シャンプーはなくなったのにトリートメントはまだいける…みたいな、「違う、そうじゃない」っていう状況(?)起こりがち。
私は、洗顔料やハンドソープなどよく使うものは1つだけストックを持つようにしています。
都度買いをしていると出費が増える
ストックを持たずになくなったら都度買いに行く方法だと、単純に買い物の頻度が増えるので、無駄な物を買ってしまう危険も増えます。
例えばシャンプーを買いにドラッグストアに行ったとして

そういえばトリートメントも残り少ない気がするけど、ストックあったっけ…まあいいや買っとくか。あ、このお菓子安いな。買おう
こんな感じで、余計なものを買ってしまいがちです。
たとえばシャンプーと洗剤がなくなるタイミングが必ずしも同じとは限らないので、ストックを一切持たなければその分買い物の頻度が増え、出費がかさんでしまいます。
一人暮らしミニマリストがストックしているもの
続いて、ミニマリスト目指して一年の私が日頃からストックしているものを紹介していきます。
食料・水
- 水(2リットル×4本)
- カロリーメイト
- ポカリスエット
- レトルトのおかゆ
水とカロリーメイトは災害時用ですが、ポカリスエットとおかゆは体調不良で家から一歩も出られなくなったとき用です。
食料に関しては、普段食べているお菓子などもある程度ストックがあるのであまり大量にはストックしていません。
トイレットペーパー・ティッシュ・せっけん

このあたりは、複数個セットで売っているので自動的にストックになっているという状態です。
残り2つくらいになったら補充するようにしていますが、一人暮らしだとなかなか減りません。
だいたい補充は4~6ヶ月に一回くらいです。
コンタクト・目薬
コンタクトは使い捨てのワンデータイプを使っているので、4ヶ月分くらいネットでまとめ買いしています。
目薬も一週間ごとに替えるので、だいたい一ヶ月分(4つ)はストックするようにしています。
コンタクト→残り1箱、目薬→残り1つになったら補充しています。
洗剤・ハンドソープ

これも意識してストックしているわけではなく、洗濯洗剤とハンドソープは大容量の詰め替えタイプを買っているので自動的にストックがある状態です。
一人暮らしだと、だいたい半年くらいはもちます。
いちいち買いに行く手間も省けるし、大容量タイプのほうがコスパもいいのでおすすめです!
ストックを持たないもの
日用品に関してはストックをある程度確保していますが、逆にストックを持たないようにしているものもあります。
化粧品
下地、ファンデーション、マスカラ、アイラインなどのコスメに関しては、ストックは一切持っていません。

そんなに頻繁になくなるものでもないし、なくても命にかかわるわけじゃない
日用品は同じメーカーのものをリピートしますが、化粧品は肌に合わなくなったりして違うものを買う可能性もあるので、なくなりかけてから・使用期限が近づいてから新しいものを買いに行くようにしています。
スキンケア用品

いつでもどこでも買えるものを使っているので、これも少なくなってきたら次を買います。
ストック管理方法

続いて、私が実践しているストック管理方法を紹介します。
食料品はローリングストック
もしもの緊急事態に備えた食料品は
- 水
- ポカリスエット
- カロリーメイト
- レトルトのおかゆ
これだけなので、大規模な災害などが起こったときには少し心もとないかもしれません。
なので私は、缶詰やレトルト食品などをローリングストックの方法で備蓄しています。
ローリングストックとは「日常的に食べて買い足す」を繰り返し、非常食として備えること
フルタイムで働きつつ、一人暮らしで自炊とお弁当作りをしているので普段から缶詰やレトルト食品にはよくお世話になっています。
1~2週間ほどで使い切れる量を買うようにしておいて、普段の食生活で缶詰やレトルトを取り入れれば、ある程度食品のストックは自動的に作れます。
ストック類はなるべく一か所にまとめて収納

ストック類はなるべく一か所にまとめて収納するようにしています。
理由としてはふたつあります。
- 在庫の有無が一目で分かる
- 探す手間が省ける
我が家では、空いているシューズボックスの一部をストック置き場として使っています。
「洗剤がなくなった」でも「洗顔料がなくなった」でも、シューズボックスを開ければストックがあるかどうか一目で分かるので、ストックを探す手間や無駄な買い物がなくなりました。
まとめ:ストックするのは「必需品」と「よく使うもの」

今回は、一人暮らしミニマリストがストックしているものとストックしないもの、ストックの管理方法について紹介しました。
私が日用品をストックする上で基準にしているのは、次の2つです。
- 生活必需品かどうか(トイレットペーパー・食品・水)
- 使用頻度が高いか(洗顔・コンタクト・目薬)
また、買うときに何個かセットになっているもの(ティッシュ・せっけん)、大容量タイプがあるもの(洗剤・ハンドソープ)も自動的にストックを持っているような状態です。
ストックを持ちすぎて管理しきれなくなるのはよくありませんが、まったく持たないというのも災害時などに大きなリスクになります。
必需品や消費量の多いものは、ライフスタイルや家族構成に合わせて、適切な量のストックを持つことが大切です。


